無題

今日は早番だったので20時前に帰宅したら宏ちゃんがいた。暑くて汗だくで疲れ果てて気持ちもボロボロの私は、宏ちゃんがテレビを観て夕食だというバタートーストにハムを乗せただけのモノを食べるのを見て腹立たしかった。シャワー浴びたい、買って来たホタテと冷蔵庫に買い置きしてあるズッキーニでトマト煮を作りたい、洗濯したい。でも宏ちゃんがいると、思うように動けなくてイライラして計画が潰れてまたイライラする。

冷蔵庫の果物とか食べてね。と言ってくれたが、はあ…。あまり、食べる時間もなくて…と小さい声で答え、ろくに話さず、2階に行く。イライラする自分が悲しくて泣けてくる。

宏ちゃんが早々に帰る気配がしたので呼び止めて、墓をどうすればよいか悩んでいることを伝える。流れで、引越しのこと、遺品整理のことも話す。私は疲れ切っていて、精神的に悪くなっていて、宏ちゃんは割と落ち着いてきたそうな。悲しみの度合いも如何に乗り越えるかも、人それぞれで比べるものではないが、温度差が辛い。

葬式では宏ちゃんにあまり涙を見せなかったし、責めるようなことも言ってこなかったけど、今日は泣きながら恨み言を伝えた。直接的に言えないけど。私は怒っている、気分が悪いことを、隠さず示してみた。

頼りにならない。頼りにしない。私は私で決めよう。強かに。健かに。強く生きるんだ。